そんな莉生をまっすぐに見つめて伝える。
「それくらい、私だってわかってる。だから、傷ついた。すごく、傷ついた! 一
緒にいるって言ったのに! 黙って出て行くなんてひどいよ!」
「ごめんな、アリス。ごめん。まさか、アリスが俺のことを……なんて、万が一にも思ってなかったから。頭を冷やす時間が必要だったんだよ」
「ごめん、じゃないっ」
「好きだよ、アリス。世界一、アリスが好きだ。だから、アリスと一緒に暮らすのが怖くなった。姉弟じゃなくなったら、アリスに対して我慢なんて出来なくなるのがわかってたから……」
莉生と向き合って、じっと莉生を見上げる。
「私は、莉生のことが好きなの」
「うん」
柔らかく笑った莉生を見つめていたら、ジワリと涙が浮かんできた。
「それくらい、私だってわかってる。だから、傷ついた。すごく、傷ついた! 一
緒にいるって言ったのに! 黙って出て行くなんてひどいよ!」
「ごめんな、アリス。ごめん。まさか、アリスが俺のことを……なんて、万が一にも思ってなかったから。頭を冷やす時間が必要だったんだよ」
「ごめん、じゃないっ」
「好きだよ、アリス。世界一、アリスが好きだ。だから、アリスと一緒に暮らすのが怖くなった。姉弟じゃなくなったら、アリスに対して我慢なんて出来なくなるのがわかってたから……」
莉生と向き合って、じっと莉生を見上げる。
「私は、莉生のことが好きなの」
「うん」
柔らかく笑った莉生を見つめていたら、ジワリと涙が浮かんできた。



