一緒にいればいるほど、莉生への気持ちは強くななるばかりで、莉生への気持ちを消すことなんて、できないような気がしてくる。
「どうしたら、この気持ちを消すことができるんだろう……」
ぽつりと本音をこぼすと、あゆみちゃんがサンドイッチを食べる手を止めて、私を見る。
「アリスは水島くんのことが好きなんでしょう? どうして、その気持ちを消さなきゃいけないの?」
「莉生と一緒にいるとね、笑いあって、ケンカして、言いたいこと言い合って。こんなに一緒にいて楽しい人なんて他にはいないだろうなーって思うの」
「それなら、どうして……?」
「私たちが言いたいこと言って、気楽に過ごせるのは、姉弟だからで。もし私に恋愛感情があるってわかったら、きっと莉生のことを悩ませちゃう」
学校で誰もいない屋上に逃げるように、莉生は、家からも逃げなきゃいけなくなる。
「どうしたら、この気持ちを消すことができるんだろう……」
ぽつりと本音をこぼすと、あゆみちゃんがサンドイッチを食べる手を止めて、私を見る。
「アリスは水島くんのことが好きなんでしょう? どうして、その気持ちを消さなきゃいけないの?」
「莉生と一緒にいるとね、笑いあって、ケンカして、言いたいこと言い合って。こんなに一緒にいて楽しい人なんて他にはいないだろうなーって思うの」
「それなら、どうして……?」
「私たちが言いたいこと言って、気楽に過ごせるのは、姉弟だからで。もし私に恋愛感情があるってわかったら、きっと莉生のことを悩ませちゃう」
学校で誰もいない屋上に逃げるように、莉生は、家からも逃げなきゃいけなくなる。



