すると、あゆみちゃんが首をかしげて何やら考えこんでいる。
「んー、でも、そうかなあ……。それなら、休み時間のたびにアリスの様子を見に来たりしないと思うけどな。お姫様抱っこで大騒ぎになったときも、アリスのことを心配してA組まで来てくれたんだよね?」
「う、うん」
「騒がれるのを嫌がる水島くんがA組まで来るなんて、アリスのことが相当心配だったんだと思うよ? それだけアリスのことが大切なんじゃない?」
「莉生はすごく優しいから。心配症なところもあるし」
義理の姉になったのが私じゃなくても、相手が誰だとしても、莉生はすごく優しく接すると思う。
「んー、でもさ、水島くんって、アリスのことをすごく優しい目つきで見てるし、アリスといるときの水島くんって、雰囲気が柔らかくていい感じなんだよね」
あゆみちゃんはそう言ってくれるけど。
莉生と一緒にいる時間が長すぎて、正直、よくわからない。
今さら後悔しても遅いけど、せめてトドじゃなくて、ひとりの女子として見られたかった……
「んー、でも、そうかなあ……。それなら、休み時間のたびにアリスの様子を見に来たりしないと思うけどな。お姫様抱っこで大騒ぎになったときも、アリスのことを心配してA組まで来てくれたんだよね?」
「う、うん」
「騒がれるのを嫌がる水島くんがA組まで来るなんて、アリスのことが相当心配だったんだと思うよ? それだけアリスのことが大切なんじゃない?」
「莉生はすごく優しいから。心配症なところもあるし」
義理の姉になったのが私じゃなくても、相手が誰だとしても、莉生はすごく優しく接すると思う。
「んー、でもさ、水島くんって、アリスのことをすごく優しい目つきで見てるし、アリスといるときの水島くんって、雰囲気が柔らかくていい感じなんだよね」
あゆみちゃんはそう言ってくれるけど。
莉生と一緒にいる時間が長すぎて、正直、よくわからない。
今さら後悔しても遅いけど、せめてトドじゃなくて、ひとりの女子として見られたかった……



