「で! アリスは、水島くんのどんなところに惹かれたの?」
くるっと瞳をうごかすあゆみちゃんに、言葉をつむぐ。
「莉生は、口は悪いけど家ではすごく優しくて、どんな話もちゃんと聞いてくれるの。いつも本音で向き合ってくれるから、莉生にだけは、本音でぶつかれるようになって……」
話しながら、莉生の優しい笑顔を思い出す。
「そっかあ、水島くんってアリスにはめちゃくちゃ優しいんだね。水島くんって、女嫌いで有名だったのに。アリスの前だと別人なんだね♡」
「……莉生が女嫌い?」
「中学時代に、女子にキャーキャー騒がれ過ぎて、女嫌いになっちゃったらしいよ。中学のときには、冷たすぎるって逆恨みされたりして、結構大変だったんだって。高校では当たり障りなく過ごしてるみたいだけど」
……全然、知らなかった。
くるっと瞳をうごかすあゆみちゃんに、言葉をつむぐ。
「莉生は、口は悪いけど家ではすごく優しくて、どんな話もちゃんと聞いてくれるの。いつも本音で向き合ってくれるから、莉生にだけは、本音でぶつかれるようになって……」
話しながら、莉生の優しい笑顔を思い出す。
「そっかあ、水島くんってアリスにはめちゃくちゃ優しいんだね。水島くんって、女嫌いで有名だったのに。アリスの前だと別人なんだね♡」
「……莉生が女嫌い?」
「中学時代に、女子にキャーキャー騒がれ過ぎて、女嫌いになっちゃったらしいよ。中学のときには、冷たすぎるって逆恨みされたりして、結構大変だったんだって。高校では当たり障りなく過ごしてるみたいだけど」
……全然、知らなかった。



