「アリス!」



キラキラの笑顔で、莉生がこっちを見て手を振った。



「………っ!」



な、なんで⁈



くっ、くうううう。



顔、熱い……。



窓から莉生のことを見ていた女子の悲鳴が鳴り響くなか、ひざを抱えてしゃがみこんだ。



心臓がドキドキしすぎて、これじゃ、息できないよ……