むすんで、ひらいて、恋をして

夕飯が終わると、沸騰していた私の脳みそもちょっとだけクールダウン。



なんとか平静を装いながら、リビングで莉生と一緒に数学の宿題にとりかかると、
あゆみちゃんの話になった。



「で、どうして女同士で牛丼屋にいくことになったんだよ。うちの学校のメンツが行くような場所じゃないだろ?」



そんな場所に、偶然にも3人で集ってしまったんだけど。



蕪村さんのバイトには触れずに、今日のいきさつを簡単に説明した。



「なるほどな。よかったな。素のアリスをみせられる友達ができて」



「うん!」



笑って答えると、ポンポンと私の頭をたたいて、にっこりと莉生が笑う。



くっ……。



いつものことなのに。