むすんで、ひらいて、恋をして

莉生にぐしゃぐしゃに頭をかきまわされて、仕返しに莉生をくすぐって。



ソファの上でふざけ合っていたら、ドスンとふたりでソファから落下した。



「痛っ……」



見事に、莉生の下敷きになった。



もうっ、苦しいってば!



顔をあげると、すぐ目の前に莉生の顔が迫って、息をのむ。



なにか言わなきゃと思って、ぐるぐる考えていると、莉生がぽつり。




「アリス、……キスしたら怒る?」




「殺す」




その前に、私がショック死する、多分。



「じょ、冗談だよっ、冗談に決まってんだろっ! 本気にすんなよ、トド!」



「ふざけんなっ!」



莉生をつきとばすと、真っ赤に茹で上がった顔をかくすために、お風呂場に駆け込んだ。