「次からは俺がアリスを連れてく。だから、もう女同士で行くのはやめろ」
「そ、それは、あゆみちゃんがいるからいい! あゆみちゃんと行く!」
「は? ガキみたいなこと言うなよ。今回みたいなことがあったら危ないだろ。
うちの学校近くの牛丼屋から、ここまでつけてくるって、かなりヤバイ奴だからな。こんな住宅街で『偶然一緒です』なんて、ありえないし」
「それは、うん、ごめんなさい」
もっと警戒するべきだった。
結局、変質者ではなく、芸能事務所のスカウトマンだったけど。
「芸能事務所っていうのも、本当かどうかわからないだろ。あんな名刺、簡単に偽造できるんだから」
「う、うん」
莉生の言う通りだ……。
「そ、それは、あゆみちゃんがいるからいい! あゆみちゃんと行く!」
「は? ガキみたいなこと言うなよ。今回みたいなことがあったら危ないだろ。
うちの学校近くの牛丼屋から、ここまでつけてくるって、かなりヤバイ奴だからな。こんな住宅街で『偶然一緒です』なんて、ありえないし」
「それは、うん、ごめんなさい」
もっと警戒するべきだった。
結局、変質者ではなく、芸能事務所のスカウトマンだったけど。
「芸能事務所っていうのも、本当かどうかわからないだろ。あんな名刺、簡単に偽造できるんだから」
「う、うん」
莉生の言う通りだ……。



