むすんで、ひらいて、恋をして

「そ、それは結構です!」



きょ、拒絶された……



「私の場合は春宮さんが話しているところを、遠くから眺めさせていただければ、それだけで眼福なので、はい」



「だよね。だからこそ、アリスを囲んで一緒にお茶するから覚悟しておいて♡ 心臓、鍛えておいて」



「な、な、な、! そ、そんなの無理ですよっ。心臓がどうにかなっちゃいますよっ。と、と、と、とても無理ですっ! はっ、そろそろ休憩時間、終わりなのでもどりますっ」



忙しなく立ち上がった蕪村さん。



続くようにして、あゆみちゃんも立ち上がる。



「じゃ、私たちもそろそろ行くね」



「蕪村さん、ごちそうさまでした」



軽く会釈すると、蕪村さんが直立不動で目を見開いた。



「は、はいっ。あの、当店を選んでいただき、ありがとうございますっ」



蕪村さん、面白い!