むすんで、ひらいて、恋をして

「尊い……」



「へ? ぶ、蕪村さん?」



なぜか、キラキラと目を輝かせている蕪村さん。



「だからさ、そういうところも含めて、私も蕪村さんも純粋にアリスのファンなんだって。私はその上、アリスの親友だけど」



「鈴原さん、マウントですか?」



……マウント?



きらりと視線を尖らせる蕪村さんに、あゆみちゃんがにっこりと笑って答える。



「うん、かなり前のめり気味に♡」



「そこは、競ってないので。私は、親友というよりは、王女を推させていただければ、それで満足というか」



すると、それを聞いて、ちょっと悪い顔をして笑ったあゆみちゃん。



「だよね~。それなら、今度は蕪村さんのバイトがない日に、私とアリスと蕪村さんの3人でお茶しようよっ」