「な、な、な、なんで?」




「は? アリスが心配だからだろ?」




そんなに爽やかに微笑まれても!




授業中になんとか心を落ち着かせても、休み時間のたびに現れる莉生に血圧は急上昇して、またまたぐったり。



 
そんなことを繰り返して一日を終えたときには、ぐったりと疲れ果てていた。




休み時間のたびに顔を伏せて、ぐっすり眠っていたおかげもあって、寝不足は解消されたけど。




今日の授業は出席しただけっていうか。




あゆみちゃんにも迷惑かけちゃったし、これなら、早退すればよかった……。