むすんで、ひらいて、恋をして

お風呂から上がると。


「ほら、これ」


「ふぎゃおっ!」



絶妙のタイミングで、冷えたルイボスティーを莉生から渡された。



「……なんだよ、その反応」



莉生は怪訝な顔をしてるけど。



心臓、爆発するかと思った……



「ん? アリス、ちょっとこっち向いて」



「へ?」



「あのさ、風呂上がりにしても、顔、赤すぎないか? のぼせた?」



莉生が心配そうに私の顔をのぞきこけど。