「友達にバレたら嫌だな、地獄だなって思って、料理作ってることも隠してきたけど。結果、今、こうしてアリスに喜んでもらえてるし。
店で食っても、俺が作った方が美味くね?って思うことが増えて、ふつうに嬉しいし」
「莉生の料理は天才的だよ」
アリスが、呟く。
「もちろん、今でもおふくろに生きててほしかったって、思うよ。こんなこと言ったの、アリスが初めてだけど。うん、それは、生きててほしいよ。
なんで、おふくろいないんだよって、今でも思う。けど、だから、今、お前と過ごせる毎日があるわけでさ」
「……うん」
店で食っても、俺が作った方が美味くね?って思うことが増えて、ふつうに嬉しいし」
「莉生の料理は天才的だよ」
アリスが、呟く。
「もちろん、今でもおふくろに生きててほしかったって、思うよ。こんなこと言ったの、アリスが初めてだけど。うん、それは、生きててほしいよ。
なんで、おふくろいないんだよって、今でも思う。けど、だから、今、お前と過ごせる毎日があるわけでさ」
「……うん」



