弁当を食べ終えて、好き勝手なことをしゃべりまくったアリスは、ホントにうとうとと眠ってしまった。



両手を枕にして、目を伏せるアリスのまつげに太陽の光が弾む。



長い髪を風にそよがせて、アリスはすやすやと気持ちよさそう眠っている。



つうか、どんだけ油断してるんだよ。



いくら弟だからって、安心しすぎ。



って、ホントに、俺は男として意識されてないんだろうな。



隣に男がいるのに、こんなにぐっすり寝るか?



地味にへこむ……。