「だからさ、アリスがまず幸せになれ。そうしないと、俺も彼女作れないから」



「じゃ、頑張んなきゃね」



「ん、仕方ないから応援してやる」



「頼む」



そう言って、こてんっと寄りかかってきたアリスの頭を、そっと撫でた。