昼飯を終えると、駅に向かってぶらぶら歩きながら、アリスが首をかしげる。



「このあと、どうする?」



「荷物もあるし、学校帰らなきゃだよな。ま、スマホと財布はあるから、教科書は学校におきっぱでもいいけど」



「莉生は勉強しないもんねー」 



ふざけて笑ったアリスから、次の瞬間、サッと笑顔が消えた。