好きだなんて言えない。

流己くんは、餌をねらう獣のような目で。
「もう、金輪際(こんりんざい)、凛子に近づくな!!」

シン、と静まりかえる教室。
「凛子、ちょっと来い。」

わたしは、流己くんに腕を掴まれると、そのまま教室を出て行った。
連れてこられたのは、誰もいない屋上。

わたしは、わけがわからなかった。
「どっ………どうしたのっ………? 流己くーー」