好きだなんて言えない。

そう思ってると。
「あっ! 松本!!」

「松本くん、おはよーっ!!」
スクールバックを肩にかついで、流己くんは姿を現したのだ。

ばちっと目線が合う。
わたしは、急いで顔をそらした。

流己くんが、真っ先に向かったのは………何故か机にいるわたしの前。
「凛子。おい、どうしたんだよ、約束すっぽかすんじゃねーよ。」