この声、理上さん?
と、思った瞬間、ぞろぞろとわたしを取り囲む小西さんグループの女子たち。

わたしの目の前には、もちろん、小西さんと理上さんが立ちはだかる。
「えぇっと………一体なんでしょうっ…………?」

小西さんは口角をあげて、口を開いた。
「今日はあんたに報告があるの。入ってきて、三森さん。」

だっ、誰…………?
すると、教室が一瞬にしてざわめく。