好きだなんて言えない。

興奮して言うわたしを落ち着かせるように、ぽんぽんと頭を叩く松本くん。
「んじゃ、行こっか。」

「うっ、うんっ………!!」
わたしは、松本くんと2人並んで歩く。

すると、同じく登校していた男子のヒソヒソ声が聞こえてきた。
「なぁ………あれ、熊原さんと松本じゃね?」

「うわっ、ホントだ。一体どういう組み合わせなんだよ…………。」
し…………視線が痛いし、かっ、会話もまる聞こえだよっ…………。