そう思うとなんだか急に恥ずかしくなってきた…………。
熱が顔にこもるのを感じながら、視線を地面におとす。

「熊原を、おれの彼女にすることは出来ない。」
予想してた通りの結果だったので、ダメージは受けなかった。

すると、松本くんは。
「おれは暴走族のリーダーだ…………。お前を安易に巻き込みたくないしな。」

と、それだけ言って、校舎内に続く扉を開けるとさっさとその場から去って行った。