好きだなんて言えない。

「…………」
黙りこくるわたし。

こんどは理上さんが。
「でね~、小西ちゃんが“熊原さん全然そうじダメっぽいからうちらが手伝ってあげた”って先生に伝えたら、“すごいな~”って関心してたよ。あははっ!」

爆笑する2人。

学級委員になった日からわたしは、すべての雑用を押し付けられて、黙って言う通りに動くロボット扱い。