好きだなんて言えない。

“わかるよね?”だけが低い声色で耳に響く。
「えーっと、おれたち、ほかに用事があるんだった。ご、ごめんな。熊原さん。」

ちょっと、まって…………!?
男子たちが逃げていく姿をただわたしは見ていることしかできなかった。

くるっと理上さんはわたしの方に向くと、ほくそ笑む。

「あんたさぁ、前々からうちたちムカついてたんだよ。いつも男にチヤホヤされて、それに甘えてさぁ。でも、男たちの気持ちはこの程度だったんだよ。これからは、1人でがんばりな。くーまーはーらーさん。」