好きだなんて言えない。

脳裏に浮かぶのは、三森さんと、流己くんが抱き合う光景。

やっぱり、流己くんは、三森さんのことが好きなんだっ…………。
三森さん、美人で性格もよくて………流己くんが嫌いになる要素なんて、これっぽっちも、ないっ………。

わたしは、お弁当の包みを開けることもなく、昼休みが終わるまで、その場でうずくまることしか出来なかった。

その日をさかいにわたしは、流己くんを避けるようになった。
“朝、もう迎えにこないで。”