好きだなんて言えない。

わたしは、急いでお弁当箱をひろって、引き返す。
涙腺がゆるみ、視界がぼやけた。

「…………はぁっ、はぁっ。」
わたしは肩で息をしながら、空き教室のドアを開ける。

とにかく今は一人になりたかった。
幸い空き教室には誰もいない。

わたしは、お弁当箱を抱きしめながら、床にペタンと座り込む。
「ううっ………っう。」