だけどーーわたしの目にうつったのはーー…………。
三森さんと、流己くんがお互いに抱き合っている2人の姿。

…………。え?
わたしは、固まって、お弁当箱の包みを落とす。

「る………き………くん………?」
流己くんはハッとして、三森さんから身体をはなした。

「凛子!? 今のはーー。」
「聞きたくない。」