流己くんは、ゆっくりと腕をとく。
わたしは、もっとくっついていたかったけど、渋々手をはなした。

ゆっくりと、立ち上がった流己くんは。
「凛子、また学校でな。」

ぽんぽんと、わたしの頭をたたくと、公園をでて行った。
今更ながら、わたしの頬は熱をおびていると同時に。

大胆なことしちゃったな………と、思うのだった。