好きだなんて言えない。

「ん」
すると、流己くんは、ベンチのはじに寄ってくれた。

わたしは、あいたところに腰をおろす。
流己くんの横顔をチラリ、と見るとなんだか元気がないように思えた。

「流己くん………なんか、悲しいことでもあったのっ………?」
わたしは、恐る恐るたずねる。

「あーー…………雨が降りそうな日は嫌なこと考えちまうんだよな。」
ぽつり、とこぼれた言葉。