「あなたのこと信用してないから。」

 ハッと俺は嫌なことを思い出してしまった。
 
 あれは、去年、付き合っていた元カノの一言

 だった。当初、付き合い始めた時は、お互い

 を尊重して一緒に暮らしていた。

 だが、ある事をきっかけに2人の間に亀裂が

 走った。

 それは、いつものようにベッドで寝ている時

 のことだった。

 「おやすみ。。。。」

 と、お互い言って眠りついた。俺はいつもの

 ように、スマホを枕元にして寝ていた。

 寝始めてから、3時間も経ってない夜中に、

 隣で寝ていたはずの彼女がいない。俺は、寝ぼけていたのか直ぐに枕元のスマホで

時間を確認しようと探した。だが、あるはずの

スマホをが無かった。

「あれ、寝ぼけて落としたかなぁ」とベッドの

下にも手を下ろし探したが無かった。