「俺だ」


玲夜がそう言うと優雅がまた頭を下げた



「あの!本当にすみませんでした!俺たちが戻らなければあなたが撃たれることはなかったのに、、、」


「俺は謝罪より感謝の方が嬉しい」



その言葉にびっくりして顔を上げる優雅



「ユズさんありがとうございました!!!」


「おう、、ユズさん?」




しまった!鳳竜たちが撃たれたのは玲夜じゃなくて私だと勘違いしていることをみんなに言うの忘れてた!!!!



やばい、どうしよう



「え?俺のことかばって撃たれたのはユズさんって人ですよね?」


「、、、あ、あぁそうだ。俺だ」


「ですよね!ありがとうございました!」


「おう」



良かった。玲夜が乗ってくれてよかった。



コンコンッ



そんな音がして扉に目を向けると入ってきたのは和樹



「失礼します。鳳竜の皆さん。5分経ちましたのでそろそろ」


「え!もう経っちゃったの?!聞きたいことたくさんあったのに!!」


「しょうがないよ、行こ」


咲と愛那が立ち上がりそれに続くように優雅たちも立ち上がった




「龍音のみなさん、また会えますか?」


「あぁ今度は俺たちがそっちに行かせてもらうよ」



優雅の言葉に玲夜がそう返した



「分かりました!では失礼します」