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ありえない、まじでありえない




「ありえない」


「何がありえないんだ?着いたぞ」



ふと前を見ると優雅がバイクを降りている



そして目の前には鳳竜の倉庫



「あ、なんでもないありがとう」




そう、あれは夢だ



私が結婚するなんてありえない



いや、結婚はいつかしたい



でも相手がありえない



たしかにあれは陸だった



大人びてたし髪色も黒髪だったけど



あれは間違いなく陸



ありえない




「美夢」


「ん?優雅なに?」



バイクを降りて倉庫の扉を開けようとしたら呼び止められた



そしてそっと抱きしめられる





って、






え?!






「ちょっと優雅どうしたの?」



やばいやばい、ドキドキが聞こえちゃうよ



てか優雅の香水ってこんな匂いだったんだ




いい香り





じゃなくて!!!