学校に着いてからもSNSが気になって授業など手につかなかった。
体育の授業を終えて制服に着替えたあと教室に戻ってスマホを手に取る。
「……ん?」
そのとき、ふとあるリプに気が付いた。
【これ〇〇市の〇〇高校の子じゃない?】
「嘘……。もうバレた……?」
モザイクをしたというのに、なぜばれてしまったんだろう。
リプは他にも複数ついている。
【これ、〇〇高校のバスケ部の部室】
【え、じゃあこれ〇〇高校のバスケ部の子が撮影したってこと?】
ま、マズい。
まさかこんなに短時間で高校名まで割れるとは思ってもいなかった。
いつかこうなることは予想していたものの、いざなってみると心臓がドクンドクンッと嫌な音を立てて鳴りだし指先が震えた。
慌てて投稿を削除する。
……よかった。これでももう大丈夫。これ以上拡散することはありえない。
ホッと胸を撫で下ろした時だった。
「――海荷!!ちょっと来て!!」
教室の扉の外から聞き覚えのある声がした。
視線を向けると、そこにいたのは険しい表情を浮かべたノエルと瑠偉だった。
体育の授業を終えて制服に着替えたあと教室に戻ってスマホを手に取る。
「……ん?」
そのとき、ふとあるリプに気が付いた。
【これ〇〇市の〇〇高校の子じゃない?】
「嘘……。もうバレた……?」
モザイクをしたというのに、なぜばれてしまったんだろう。
リプは他にも複数ついている。
【これ、〇〇高校のバスケ部の部室】
【え、じゃあこれ〇〇高校のバスケ部の子が撮影したってこと?】
ま、マズい。
まさかこんなに短時間で高校名まで割れるとは思ってもいなかった。
いつかこうなることは予想していたものの、いざなってみると心臓がドクンドクンッと嫌な音を立てて鳴りだし指先が震えた。
慌てて投稿を削除する。
……よかった。これでももう大丈夫。これ以上拡散することはありえない。
ホッと胸を撫で下ろした時だった。
「――海荷!!ちょっと来て!!」
教室の扉の外から聞き覚えのある声がした。
視線を向けると、そこにいたのは険しい表情を浮かべたノエルと瑠偉だった。



