『嫌~!!』
部屋に私の叫び声が響く。
「何だよ…言い出たのはお前だろ?」
「だって…」
確かに言ったのはうちだよ?
だけどねだからと言って
『いきなり服を脱がせないで~!!』
部屋に着くなり服を脱がせる人がいますか?
私にも心の準備ってものが…
嫌まず服を脱がせるのはおかしいだろ~!!
ベッドに押し倒された私は必死にもがいたけど
所詮は女子、男子の力に勝てるわけがない。
「ほら暴れるな!」
「嫌!」
「往生際が悪いぞ!」
「嫌って言ったら嫌~!」
我ながらにガキだなってわかるけど
やっぱり恥ずかしいのは嫌。
それにまだ早い!
そう、うちには早すぎる!
「もうしょうがねぇな」
龍也は頭をかきながら私の上半身を起こさせた。
ようやく諦めたのかと思ったら
龍也は私の顔を引き寄せ
『ふっ…』
いきなりキスをしてきた。