そんな声があちこちから聞こえてきてさすがに居心地の悪さを感じた。
差し出したこの手を引っ込めてしまいたいと思った。
だけど、次の瞬間。
『ありがとう』
彼女はそう言うと、俺のエンピツを受け取ってくれたのだ。
俺は唖然として彼女を見た。
彼女の笑顔はさっきまでと変わらない。
安堵と嬉しさが胸の中に広がっていく。
受け取ってくれた!!
それだけで俺の心は有頂天だった。
勇気を出して渡してよかった。
彼女はこれから俺がプレゼントしたエンピツで勉強をするのだ。
そう思うとワクワクした。
だって、あれは12本ある内の1本だ。
俺とおそろいなんだ。
『ちょっとどいてよ』
有頂天でいる俺の体を突き飛ばすようにして、女子生徒が割って入ってきた。
体のバランスを崩してこけてしまったけれど、今は痛みだって感じなかった。
ただただ、嬉しかったんだ……。
差し出したこの手を引っ込めてしまいたいと思った。
だけど、次の瞬間。
『ありがとう』
彼女はそう言うと、俺のエンピツを受け取ってくれたのだ。
俺は唖然として彼女を見た。
彼女の笑顔はさっきまでと変わらない。
安堵と嬉しさが胸の中に広がっていく。
受け取ってくれた!!
それだけで俺の心は有頂天だった。
勇気を出して渡してよかった。
彼女はこれから俺がプレゼントしたエンピツで勉強をするのだ。
そう思うとワクワクした。
だって、あれは12本ある内の1本だ。
俺とおそろいなんだ。
『ちょっとどいてよ』
有頂天でいる俺の体を突き飛ばすようにして、女子生徒が割って入ってきた。
体のバランスを崩してこけてしまったけれど、今は痛みだって感じなかった。
ただただ、嬉しかったんだ……。



