「今日はもう遅いから、明日はどう? 日曜日だから休みでしょう?」


「そ、そうだね。それがいいと思う」


あたしは何度もうなづいた。


ますます、琴葉がどうやってデートをしたのか疑問になってきた。


「メッセージ交換はデートが終わってからになるから、約束場所と時間を忘れないようにしてね」


明久の言葉にあたしは何度もうなづく。


どうやら見た目よりも随分しっかりしている人のようで、安心した。


そしてあたしは始めてであった男の子とデートをする約束を取り付けたのだった。