恋愛アレルギー

それを船見くんで想像した瞬間、自分の顔が真っ赤になるのがわかった。


そんな未来がくるかもしれないなんて考えたこともなくて、途端に恥ずかしくなってしまった。


「急に真っ赤になってどうしたの? 変なことでも想像したの?」


「ち、違う!」


必死で否定するけれど、顔を隠すことはできなかった。


「なによ、教えてくれたっていいじゃん」


「別になんでもないってば」


咲子から逃げようとしたタイミングで、先生が教室に入ってきた。


そして教室内を見回す。


「クラス委員はいないの? 誰か、プリントを運ぶのを手伝ってくれない?」


「は、はい、行きます!」


あたしはこれ幸いと勢いよく手を上げて席を立ったのだった。