恋愛アレルギー

「どうしたんだよ、お前」


研司が手を差し出してくる。


その手が目の前に来たとき、あたしの息は完全に止まってしまっていた。


そのまま横倒しに倒れて苦しさにあえぎ、手足をバタつかせる。


「おい、なんだよ!」


さすがの研司も慌ててあたしの隣にしゃがみこみ、スマホで誰かに連絡を取り始めた。


……どうして?


薄れていく意識の中、あたしはおもった。


あたしはもう研司のことをは好きじゃない。


それなのに、どうして発作が起こるの?


その疑問を解決するすべもないまま、あたしは意識を失ったのだった。