「咲子、落ち着いて!」


「どうして止めようとするの!?」


「もういいから、研司の言うとおりだから!」


あたしの言葉を聞いて咲子が目を見開いた。


同時に動きを止める。


「もう、行こうよ」


あたしはそう言い咲子の手を掴んでC組の教室から出たのだった。