時刻は11時。 殿下からは9時頃にメールが来た。 『これからよろしく。』 これだけ。 絵文字もないし一文だけだったので、なんだか私だけテンションが高かったら悔しいと思い、 『こちらこそよろしくお願いします。』 とだけ送ったら返信がなかった。 なんだか本当に馬鹿にされてるかも…… と不安になった私は、すぐに美雪に電話をかけたのだ。