最近夢に出てくる4歳の頃の記憶 ―――――

痛い。

怖い。

ずっと手を繋いでいたい。

『藍華下がってろ、お前だけでも生きろ!』

『嫌だよそんなの!一緒に逃げようよ!』

『大丈夫だって、離れてても俺らは一緒だろ』

『でも…!』

『ほら坊や達、どこいったのかなー?』

まるで楽しんでいるような遠くから迫ってくる男の人の声。

その次の瞬間ドアは勢いよく開き、光が差し込んできた。

『ごめん藍華!』

私は物置の端に押し飛ばされ…

気を失った。