リスクの大きい仕事。 パン屋のバイトでないことは確かだろう。 「リスクの大きい仕事のバックについてるのは」 燐の瞳の奥が揺れる。瞬きでそれは誤魔化され、千治は気付かなかった。 「……本職」 「正解」 肩から手首が離れた。 「つまり、はるちゃんは治安が悪くなるのを止める為に出処を突き止めたいの?」 離れていく手を見ながら尋ねる。 テレビのリモコンを持ち、テレビが消された。 「4分の1がそれ」 静かになった部屋の中で、千治の言葉に燐が首を傾げる。 4分の1、かなり少なめだ。 「残りは?」