この会話にて、燐の決意は固まった。 それを考えれば、災難ではなく幸いだったのか。 「へー」 興味のない千治の返答に気が抜けるが、燐は口を開く。 「というか、他人に学校来いって行ってる人が言える台詞だから。あと好きでこの顔に生まれたわけじゃない」 言いたいことは言い終えたので、千治の横を通り抜けて公園を出た。 「……正論」 残された千治はその後ろ姿を見て、ぽつりと零した。 ……怖かった。 今になって冷や汗が出てきた。パン屋のバイトを終えて家に戻る。