(私、だめだめだな……)
あれだけ毎日のようにラルフがレッスンを組んでくれたのに、何ひとつ上手くできない。さっきから、周りにフォローされてばかりだ。
ふと会場の中央に目を向けると、セシリアとジェラールが踊っている様子が目に入る。
(本当は、あんな風に私もジェラール陛下と踊りたかったな)
気持ちが落ち込んできて俯いていると、視界に艶々の黒い靴が目に入る。
「お嬢さん、楽しんでる?」
(え? この声……)
聞き覚えのある声にパッと顔を上げる。
「アダムさん!」
そこには、アリスタ国の式典用騎士服をきっちりと着込んだアダムがいた。両手には飲み物が並々と入ったグラスを持っている。
「アダムさんも参加していたのね」
「まあ、参加というよりはクレア殿下の護衛だよ。今は、ちょっとだけ休憩中」
アダムは会場中央へと視線を投げる。そちらに目を向けると、クレアが若い男性と共にダンスを踊っていた。
あれだけ毎日のようにラルフがレッスンを組んでくれたのに、何ひとつ上手くできない。さっきから、周りにフォローされてばかりだ。
ふと会場の中央に目を向けると、セシリアとジェラールが踊っている様子が目に入る。
(本当は、あんな風に私もジェラール陛下と踊りたかったな)
気持ちが落ち込んできて俯いていると、視界に艶々の黒い靴が目に入る。
「お嬢さん、楽しんでる?」
(え? この声……)
聞き覚えのある声にパッと顔を上げる。
「アダムさん!」
そこには、アリスタ国の式典用騎士服をきっちりと着込んだアダムがいた。両手には飲み物が並々と入ったグラスを持っている。
「アダムさんも参加していたのね」
「まあ、参加というよりはクレア殿下の護衛だよ。今は、ちょっとだけ休憩中」
アダムは会場中央へと視線を投げる。そちらに目を向けると、クレアが若い男性と共にダンスを踊っていた。



