竜王陛下のもふもふお世話係2~陛下の寵愛はとどまるところを知りません~

 ラルフは小さな頃からジェラールを見守ってきた側近中の側近だ。ジェラールの様子を見ていて、なんとなく嫌な予感がした。

 そして、ラルフのその予想は見事に的中する。
 母親譲りの愛らしさと父親譲りの美貌をもつ娘に近付く男の子をことごとく返り討ちにした結果、小さな天使に「パパなんか、きらいでしゅ!」と言われたジェラールがショックのあまり一週間以上執務できなくなるのは数年後のこと。

 その期間中、ジェラールが休んだとばっちりはすべてラルフが被ったのだった。


〈了〉