「水瀬くん、押せ押せだね」 「……有菜ちゃん、私どうしたら」 「予約してもらいなよ」 「えっ」 「だから、この前言ってた告白予約」 タイミング良く鐘が鳴り、有菜ちゃんは会話の途中で席に戻って行ってしまった。 告白予約って、そんなの無理に決まってるじゃん。私は両手で顔を覆い、机に突っ伏した。 ※※※※