告白予約。〜猫系男子は赤面少女に夢中〜





 ────期末までの期間をみんなで乗り越え、ついに迎えた本番。

 全ての教科を終え、私達は放課後ファミレスにいた。



「ここは俺たちの奢りだから!二人ともありがとな!」
「そうそう、二人とも食べて飲んで〜!」
「そんな、わざわざいいのに」
「リブロースステーキと山盛りポテトと苺パフェ」
「奏多遠慮なしだな!」



 私の隣に座った奏多くんは、メニューを見て値段関係なく選んでいく。期末テスト期間は午前授業だからちょうど昼時、私もお腹が空いてるから何か美味しそうなの頼ませてもらおうかな……。

 そう思って奏多くんの持つメニューを覗き込む。すると奏多くんが期間限定海鮮ドリアを指さした。