「どうかしたんですか?」
と訊くと、
「いや、昼ごはん買いに来たんだけど。
店内に前の彼女が居て」
と言う。
「後ろ姿が別人に見えたんだけど。
顔が見えたら彼女で、思わず、コンビニから後ろ歩きで出てっちゃったよ」
……それは目立ったことでしょうね、と汐音は苦笑いする。
チラ、と店内に居る小柄で可愛らしい感じの女性がこちらを見た気がした。
「気まずいから、よその店に行くよ」
と言って、父母は居なくなってしまった。
汐音は、
……私も逃げるか、と思い、行こうとした。
だが、背後から、聞き覚えのない女の声に呼び止められる。
「あなた、警察の人よね……?」
汐音はゆっくりと振り返る。
と訊くと、
「いや、昼ごはん買いに来たんだけど。
店内に前の彼女が居て」
と言う。
「後ろ姿が別人に見えたんだけど。
顔が見えたら彼女で、思わず、コンビニから後ろ歩きで出てっちゃったよ」
……それは目立ったことでしょうね、と汐音は苦笑いする。
チラ、と店内に居る小柄で可愛らしい感じの女性がこちらを見た気がした。
「気まずいから、よその店に行くよ」
と言って、父母は居なくなってしまった。
汐音は、
……私も逃げるか、と思い、行こうとした。
だが、背後から、聞き覚えのない女の声に呼び止められる。
「あなた、警察の人よね……?」
汐音はゆっくりと振り返る。



