「ご一緒させて……いただきます……」
「やった。朝8時に望愛ちゃんの家の前で待ってるからね」
子供のようにバイバイ~と無邪気な笑顔で手を振った大地君。
自転車を漕いで帰って行ったけれど。
彼が見えなくなり、冷え切った頭の中にはハテナがいっぱいに。
ぽちゃ子の私が告白された?
違う違う、あれは告白なんかじゃない。
大地君だって一晩寝たら正気に戻って
『入学式の亡霊に憑りつかれていたから変なことを言っちゃったけど、昨日の告白はなかったことにして』
って、言ってくると思うし。
とりあえず自分の部屋に行こう。
『ラビー王子』の等身大抱き枕を抱えて、ベッドに転がろう。



