頬にかかるウエーブ髪を指に巻きつけながら、恥ずかしそうに呟いた望愛。 それって…… ある疑惑がうかんで、僕は優雅な王子様ではいられない。 目を見開き、口も開けっぱなし。 見るも無残なアホ顔を、大好きな子に晒していると思う。 待って、なにその質問! キス? 誰と誰の話し? まさか…… 望愛とムッチー?