ややぽちゃ姫と3人の王子様




 桜色のセーラー服をまとう望愛。

 うわああぁぁ!!

 妄想以上にキュートすぎ!!



 自分の意志で僕に襲われに来たの?

 逃げるなら今だよ、今!!


 変態モード突入で誤作動を始めてしまった脳。

 自分の脳なのに、冷却ボタンがどこかわからない。



「雨ちゃん……見すぎ……」


 うわっ、恥じらい望愛。

 可愛さ盛りすぎでしょ?



「恥ずかしいから、じーって見ないでよ……」


 顔が真っ赤で

 僕から視線をそらし、肩をすぼめてソワソワしていて


「見ないでってば!」


 テレと必死のごちゃ混ぜ感が、望愛の魅力を倍増させる輝きを放っている。



『こんな可愛すぎる望愛を、高校なんかに行かせたくない!』

『僕の家に閉じ込めておきたい』


 いきすぎたストーカー願望。

 モクモクと僕の脳を支配しはじめちゃったんだけど……


 って、ダメダメ!!


『望愛好みの王子様になりきらなきゃ!』